モンスターペアレントが登場し、増え続けている背景には、学校と地域社会とのコミュニケーション不足を指摘する声も多いです。
親が子供のことで何か相談しに行っても、学校や担任教師はまともに取り合ってもくれないようなケースもあり、学校に対して不信感を持ってしまう親が増えているのです。
また、かつては地域社会が間に入ることで、親と学校の直接的衝突を和らげるクッションの役割を果たしていました。
しかし、地域内でのコミュニケーションが薄くなり、問題共有の場がなくなったため、親の不満がダイレクトに学校へ向かう結果を招いたのです。
また、現在では「言った者勝ち」という風潮がまかり通っているため、モンスターペアレントが増えたのではないか、という説もあります。
さらに、モンスターペアレントとされる親の、世代の問題があります。
彼らは、90年代後期から増え始めたと言われており、バブル時代に成長し、世に出た世代です。
バブルの崩壊とともにリストラで失業した人などは、教師を恨んでいる場合もあるようです。
また、この時期には教職が不人気な職業であったことや、校内暴力時代を経験したことなどによって、教師に対して敬意を払わず、反感を持つ傾向が強いようです。
現代ではゆとり教育がもてはやされ、自由や個性の尊重が叫ばれています。
かつての「生徒は教師に従うもの」という考え方が、今では「教師と生徒は対等の立場」ととらえられるようになってきました。
親の権利意識や消費者意識の暴走によって、モンスターペアレントは増加したと言われています。